最近、iOS（iPhone、iPad、iPod touchなどのOS）用アプリで、ジャズミュージシャンがみんな使っているiReal Proというのを知りました。
Android用もありますので、Androidのスマホやタブレットでも使えます。
一言で言えば「楽曲の伴奏をしてくれるアプリ」です。「フォーラム」というところにユーザーがアップした伴奏データが数千曲あるので、それをダウンロード（音声ではなくMIDIデータなので一瞬）し、そこから選んだ曲を数十用意された演奏スタイルで再生する……というもの。
ジャズの楽曲は1400曲以上。そうとうマイナーなものまであります。ポップス系も数百曲。
伴奏スタイルはアプリ購入時についてくるものの他に500円程度で追加購入もできます。
• 15 ジャズスタイル: バラードスウィング, バラードイーブン, スロウスウィング, ミディアムスウィング, ミディアムアップスウィング, アップテンポスウィング,ダブルタイムスウィング,スイング2と4, ボサノバ, ８拍子,ラテン、アフロ,ジプシージャズ,練習リズム
• 8 ラテンスタイル: ブラジル－ボサ　エレクトリック, ブラジル－ボサ　アコースティック, ブラジル－サンバ, キューバ－ソン　モントゥーノ2-3, キューバ－ソン　モントゥーノ 3-2, キューバ-チャチャチャ, キューバ-ボレロ,アルゼンチン-タンゴ
• 12 ポップスタイル: ロック,スロウロック, ロック12/8, ファンク, ソウル, R＆B, スムースジャズ, ディスコ, レゲエ, シャッフルリズム, カントリー, ブルーグラス

テンポ、移調、使用楽器などは思いのままに変えられます。また、「このコードダサいな」と思えば、自分の好きなようにコードを変更もできます。マイナス13thといったジャズ特有のテンションやベースが動く分数コードも思いのまま。
白紙から全部コードを組み立ててオリジナル用の伴奏データを作成することもできます。

私はこれをiPad miniに入れましたが、実際に使うときはリビングの液晶テレビにつないで再生しています。
iPadやiPhoneをテレビにつなぐにはWi-Fiで簡単につながるAppleTVが超便利。
AppleTVはほんの数センチ四方の黒い箱で、テレビのHDMI端子とつなぐだけ。LANケーブルやUSBケーブルに煩わされることもなく、これまた目からウロコもののツールです。
これで、iPadやiPhoneから起動してテレビのスピーカーからでかい音を出せますので、再生装置の心配もいりません（うちのテレビは小型デジタルアンプを通じてトールボーイ型オーディオスピーカーから音を出しているので音もきれい）。
コード譜もテレビの大画面に映し出されるので一石二鳥。
上の動画はLDKのテーブルの上に置いたコンパクトデジカメでテレビの画面を映しています。

ちなみにAppleTVやAmazon FireTVは単独でYouTubeやVimeoなどのネット動画にアクセスできますので、しょーもない地上波テレビから解放されて世界中の豊かなコンテンツを楽しめます。
テレビの概念が変わる、と言っても言いすぎではないでしょう。テレビはもはや「ディスプレイ」にすぎないということですね。