たくき よしみつ の EWIfan.com ガバサク流EWI4000S講座

ベンドキーの魔力

シンセサイザーなのだから、キーボードシンセサイザーと同じ結果なら吹く意味がない……これはEWIだけでなく、ウィンドシンセサイザー最大の命題ですね。
その意味で、ものすごい速弾き(速吹き)は、キーボードシンセサイザーの速弾きと同じになっちゃってあんまり意味がないとも思っています。(……と言うと、うまいウィンドシンセサイザー吹きのかたがたから「アホめ」と言われそうですが……)

YAMAHAのWXはベンドをリップセンサーのコントロールでやるようになっているのですが、あれは吹奏楽器をやったことがない私のような素人には難しすぎます。EWIでは、右手親指でベンド用のタッチセンサーを触ることで簡単にベンドができます。さわり方の強弱や面積?によって、非常に繊細な変化をしてくれるので、これによって一気にキーボードシンセサイザーとは違う表現力がつきます。

ついでに言うと、EWI4000Sの「グライド」は、音が安っぽくなってしまい、全然使う気がしません。あれも一種のベンドだと思いますが、グライドプレートに今割り付けられている機能を廃止して、オクターブの上下だけを「ベンド」ではなく、タイムシミュレーションみたいな、音源そのもののプログラミング変化でさせられたらいいなあと思うのですが(ぎゅい~ん じゃなくて ひゅお~~ん という……)、難しいですかね>AKAIさん。いや、グライドプレート以外のキーに割り付けるほうがいいですね。そのほうがやりやすいし、機能変更じゃなくて機能追加になるから現プレイヤーも困らないし。

index(内容は随時更新の予定)

EWI-SOLOが登場

ついにEWIの最終形?ともいえそうなEWI-SOLOが登場した。しかし、すぐに売り切れで、目下世界中で品切れ状態。EWIファンが販売再開を待ち望んでいる! こちら

EWI4000Sを知るまでの挫折の記録

大学生の時のサックス3日坊主、オカリナ、アルトリコーダー、カシオデジタルホーン、YAMAHA WX5、YAMAHAサイレントチェロ、ザフーン……とすべて数日で諦めて、ついに出逢ったのがこれ! EWI4000Sはなぜ続けられたのか? こちら

オクターブローラーという最初の壁

親指の角度を変えればいいということに気づくまでひと月近くかかってしまった こちら

Gスケールから練習するといいよね

いっそGスケールから始めてみてもいいんじゃないの? こちら

複数のキーポジションを使い分ける

同じ音を出すのに複数のキーポジションがある。どう使い分けるか…… こちら

ベンドキーの魔力

これを使いこなせば一気に表現力UP。癖になりすぎて怖い? こちら

なんちゃってブルース

セッションの定番といえばブルース。これをとにかく手っ取り早く、それらしくやるためのガバサク理論とは? こちら

音源の選び方、考え方

EWIという楽器をどう考えるか? 「何かのシミュレート」ではなく、EWIという楽器として考える(サンプルで紹介) こちら

EWI5000 発売直後の試奏感想

待望の新製品EWI5000が出た! さてその実力は? プロが使える楽器たりえるのか? 今後の展開は? こちら

EWI5000 4000S Ariaの吹き比べ

ライブや録音で3つのEWIをどう使い分けるか。あなたにとっていちばんしっくりくるEWIはどのスタイルか? こちら

EWIのソロ練習に最適なiRealProというソフト

スマホやタブレットに入れてあらゆる曲の伴奏を再生。テレビに大きくコード譜を映し出し、好きなスタイルで伴奏してもらえる超お勧め環境とは? こちら

ローランドが出したエアロフォンを試す

本体にスピーカーが内蔵されているというのがエアロフォン最大の売りだと思うが、ショボい音。サックス奏者の室内練習器? 吹奏楽器未経験者には向いているのか? こちら


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とにかく手にしてみよう


EWI-SOLO
EWI-solo
2020年秋に登場した決定版! EWI-SOLO。あっという間に売り切れて製造が追いつかず、現在世界中で購入不能状態。Amazonで購入Amazonでのチェックは⇒こちら

初めての人はEWI-SOLOを買ってください。EWI USBというのもありますが、EWI USBは音源内蔵ではなく、PCに接続しないと演奏できないので、なかなか練習する気になれないからです。
安いEWI USBをまず買ってから……と思うと、EWIの楽しさが分からないまま挫折するのではないかと思います。価格がかなり違いますが、初めてのEWIこそEWI-SOLOを買う、これがポイントです。
EWI-SOLO販売再開まで待てないという人は、中古でもいいのでEWI-4000Sを選びましょう。5000はあまりお勧めしません。

EWI4000S
EWI4000Sは2013年に販売終了となり、引き続きEWI4000SWが売られていましたが、いつのまにかSWも終了しました。
EWI5000やEWI-SOLOが出た今、出番がなくなったかと思われがちですが、粘り気のある太い音色は最も「EWIらしい」と思います。吹いているときの楽器との一体感や微妙なブレスコントロール、ベンド奏法における反応などもEWI5000よりアナログっぽい反応をしてくれるため、私はさんざん比較した末に、ライブではEWI5000ではなく4000Sを使うことに決めました。
ご案内はこちら

EWI4000SW

色が白いだけで、EWI4000Sと中身はほぼ同じです。

電池駆動のBluetoothスピーカー

Bluetooth内蔵の小型パワードスピーカーは3000円くらいからたくさん出ています。EWI-SOLOの内蔵スピーカーよりはずっと迫力のある音が出せますし、Bluetooth受信再生ができるので、カラオケをスマホやiPod touchなどに入れておき、Bluetoothで再生し、本体からの音(ヘッドフォン出力端子からステレオミニプラグケーブルで)をライン入力でつなげば、自動的にミックスして出力してくれるのがとても便利。車内でも野原でも砂浜でも練習できます。いろいろな用途に使えるので、1台あるととても便利です。私はJBLの「Charge」という製品をEWI4000Sと一緒に使っています。 ご案内はこちら
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